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日本人の美意識に違和感
以前、海外の方に
『日本人は、痩せているのが可愛いと思っている人が多いね。』と言われた事があります。
『日本人の女の子はガリガリに痩せていて、男の子もそんなタイプを“可愛い”と言う。ぜんぜん魅力的じゃないよね。』
海外の人から見れば日本人は「ガリガリ」に見えちゃってるんだね。
海外には色んな髪型や肌の色、体型も様々な人がいます。
日本人より遥かにグラマーな人が、堂々と腕やお腹を出して外を歩いています。
痩せている=美しい
日本人が持っている間違った美意識です。
その間違った美意識を持っているのは女の子だけではなく、テレビや雑誌の『美』のアイコンに影響を受けている人達みんなが、痩せているのが当たり前と思ってしまっている事が問題です。
過剰なダイエットをして過度に痩せたいと思っている方へ聞きたい。
「スリム」でなければ自信を持てませんか?
好きな男子が『おれデブ嫌い』と言っていたら傷つきますか?
気になる男性に「女で体重50kg以上はありえない。」と言われたら、少しでも理想に近づくためにダイエットしますか?
私なら
人の魅力を体型一つで判別してしまう男に、あなたが傷つくほどの価値はないと思います。
身長が高ければ、50kg台どころか60kg以上あってもいいんだよ。
もしあなたがダイエットをして綺麗になりたいのなら、それはとてもすばらしい事です。私もダイエットを推奨します。
でも、体重計の数字にとらわれないでください。
心も身体もヘルシーなダイエットをしてほしいのです。
過剰な美意識が育つ環境。
思春期は身体に丸みを帯びてくる時期なので、太ったように感じてしまう人もいます。
でも過度に爆食い生活でもしないかぎりは、大人になるにつれて体型もほっそりしてくる事が多いです。
どうしても体型が気になるなら、
長く続けられる食生活と運動で少しずつ理想の体型に近付ける事もできます。
私の父親は、人の見た目の事をよく口に出す人で、母や娘達の事も悪気なく太った痩せたと言う人でした。
本人は冗談のつもりでしょうが、私の『美の基準』が狂った原因の一つでもあります。
わが子の幸せを願うパパさんママさん、
お子さんに対して、例え冗談でも間違った美意識で体型の事を言わないでね。
親の言葉は子の礎になります。まだ心が未熟な子供は親の感覚が普通だと思うようになります。
そこを基準にして育った子は、
平気で友達に『デブ』と言うバカ息子になるかもしれません。(失礼)
もしくは自分の体型を気にして摂食障害の娘さんになるかもしれません。
摂食障害は、一度なると簡単には治りません。
あなたが持っている美しさを育ててあげよう。
“あなたらしさ”“私らしさ”には、素晴らしい所が沢山あります。その『あなたらしさ』が一番の魅力です。
今一度、考えてみてください。
摂食障害になる前に。
無月経になる前に。
骨粗しょう症で身体がガタガタになる前に。
子供が欲しくても産めない身体になる前に。
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