私が3人目を妊娠した時の話ですが、
妊娠が分かって喜んだのもつかの間、赤ちゃんは育っていませんでした。
何度も『間違いであってほしい』と願いましたが、時間をおいて病院で確認するたびに『流産』の現実を突き付けられるのでした。
そして妊娠週数で11週あたり、掻爬手術(そうはしゅじゅつ)により赤ちゃんは私のお腹からいなくなりました。
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妊娠は奇跡。お腹の中で赤ちゃんが育つのも奇跡。
今までの妊娠の時は、あまり深く考えていなかった『流産』の事。
3人目にして、自分で流産を経験をして
『妊娠することも奇跡だけれど、お腹の中で十月十日(とつきとおか)無事に育つのも奇跡なんだなぁ』と思わずにはいられませんでした。
私の場合
『稽留流産(けいりゅうりゅうざん)』といって、お腹に赤ちゃんがあるけれど心拍が確認できるはずの週数になっても心拍が確認できず、そのまま育たなくなってしまうものです。
つまり、お腹の中で赤ちゃんは亡くなっています。
いわゆる『初期の流産』です。
これはお母さんに全く原因がなく、染色体異常によるものです。
この流産が確定した場合、
自然と流れていく事もありますが、私のように出血の兆候がない時は早めに手術をして赤ちゃんを出します。
全妊娠のうち1~2割は流産する可能性があるらしいのですが、その大半はこの初期(12週以前)の流産のようです。
だから初期のうちは健診のたびにドキドキしますよね。。
初期のうちは胎動がないから『赤ちゃん無事かな?』って余計心配ですよね。
心拍が確認されたらほっと一安心です。
今、妊娠初期でまだ心拍が確認できなくて不安という方の気持ち痛いほど分かります。
でも自然沙汰の事なのでどんなに安静にしても結果は同じなんです。
だからできる限りリラックスして過ごしてくださいね。
そして、不安な気持ちは吐き出してみてください。
不安な気持ちは一人で抱えないほうがいいですよ。
コメント欄にでも結構です♡
私もお返事させていただきます^^
赤ちゃんの最初で最後の親孝行
今現在、初期流産の疑いがある方は
赤ちゃんがお腹の中で育たないのではないかと悲しみと不安でいっぱいだと思います。
でも
親の『遺伝』や
『無理をしたから』とか
『安静にしていなかったから』に原因は一切ありません。
言い方は冷たくなってしまいますが、確率の問題なのです。
だから、しかたのない事と捉えるしかありません。
染色体異常と聞くと
『障害』という言葉を想像される方もいるかもしれませんが、
染色体異常でも立派な生命として成立するものがあります。
それが18トリソミーや21トリソミー(ダウン症)という事のようですが、今回のような初期流産の場合は生命として成立しない染色体異常となります。
一度は芽生えた命だから、私の子です。でも染色体の異常で、それ以上は命を続ける事ができなかった。
でももし『命を続けられるはずのない染色体異常』の子が生まれた場合、親はきっと苦労すると思う。大切なわが子だからこそ、愛しているからこそ、苦労して育てると思う。
だから、僕は(私は)生まれないよ。って子供が言ってくれたんだ。
この世に生を受ける事のなかったわが子からの、最初で最後の親孝行だったと捉えています。
※『命として成立しない染色体異常』であれば生まれる事はないけれど、捉え方の話です。
そう思えるようになってから、この子を思うたびに悲しい気持ちになる事もなくなりました。
子供たちに伝える、お空に行った天使の存在
今は無事に3人目の子供が生まれてすくすく育っている我が家ですが、
3人目が生まれてから上の子達に
『〇〇〇(末っ子)が生まれる前に、ママのお腹にはもう一人赤ちゃんが来てくれてたんだよ』
と話した事がありました。
子供たちは驚いて、自分達が会う事の出来なかったきょうだいの話を興味津々で聞いていました。
長男は『でも、もしその子が生まれてたら〇〇〇(末っ子)は生まれてなかったって事?』と不安そうでした。笑
弟を大切に思うのは当然だもんね。
この世に生は受けれなかったけれど、小さすぎてお骨も残さず行ってしまったけれど、私のお腹に芽生えてくれたわが子を忘れる事はありません。
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