妊娠検査薬で陽性が出て喜んだのもつかの間、
2週間待ってから産婦人科を受信したにも関わらず、超音波検査では胎嚢しか確認できませんでした。次の診察まで3週間、さらに待つことになり悶々とネット検索をする日々を過ごしていました。
調べることは『産婦人科 初診 心拍』『赤ちゃん見えない』『胎嚢 からっぽ』とか、自分を不安にさせるワードばかりでした。
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期待と不安が入り交じる2度目の診察
最終生理から数えると、おそらく9週6日。
やっと二度目の診察の日がきました。
いつものように内診台に上がり不安でドキドキしながらもやっと赤ちゃんの心拍が聞けると楽しみに待っていました。
すると、
先生がカーテン越しに困ったような声で「あれ……。見えないなぁ……。」と言う声が聞こえました。
なんども超音波の角度を変え、試行錯誤しているのが伝わってきました。
私は、あぁもうダメなんだな。と、頭の中でもう期待しないように自分に言い聞かせようとしました。
「流産」したんだ。
と必死で頭を切り替えていました。
そのあと診察室で先生の話を聞きました。
やっと会えた赤ちゃん
超音波写真には、前回には見えなかった赤ちゃんがいました。
とても可愛かったです。
でも、この週数に対して赤ちゃんが小さいという事。
心拍が確認できなかった、という事。
繋留流産の可能性がある事を告げられました。
でも先生は「まだ可能性の段階です」とおっしゃってくれました。
一週間後に診察してみて、「なんだ~!赤ちゃん元気だよ!」というパターンも
何十年という産婦人科歴の中で幾度とあった、との事。
もしそうだった場合は、排卵がかなり遅れていたという事。
希望がないわけではない。
信じたい。
でも、
期待はしたくない。
私は、助産師さんに「もし流産だった場合は手術は全身麻酔ですか?」と聞きました。
今思うと、
母として薄情な質問だと思いますが、その時は期待すればするほど悲しくなるから少しでも早く覚悟を決めたかったために出た言葉です。
「一週間後にまた見て、万が一、流産だった場合はその先の話をしましょう。」
と言われ、診察は終わりました。
涙は出なかったけれど、
どうやって帰ったのか
どう過ごしたのか、
その後の事は思い出せません。
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